「一剣を侍して起つ」という境涯に到って人は初めて真に卓立して、
絶対の主体が立つ。
甘え心やもたれ心のある限り、
とうていそこには到り得ない。
[ 森信三 一日一語 ] より
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随所作主
「随所作主」とは、人はどんな境遇の中にあっても、
リンリンとして生きてゆける人間になることでしょう。
[ 森信三 一日一語 ] より
趣
人間の生き方には何処かすさまじい趣がなくてはならぬ。
一点に凝集して、まるで目つぶしでも喰らわすような趣がなくてはならぬ。
人を教育するよりも、まず自分自身が、
この二度とない人生を如何に生きるかが先決問題で、
教育というのは、いわばそのおこぼれに過ぎない。
[ 森信三 一日一語 ] より
自伝
人間は何人も自伝を書くべきである。
それは二度とないこの世の「生」を恵まれた以上、
自分が生涯たどった歩みのあらましを、
血を伝えた子孫に書きのこす義務があるからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
ハガキ
論語の「朋あり遠方より来る。亦楽しからずや」とは、
現在では用のないのに同志のハガキが届くことではあるまいか。
つまり、今日では、友の代りにハガキの来る場合の方が遥に多いわけです。
[森信三一日一語より]
幸せ
如何にささやかな事でもよい。
とにかく人間は他人のために尽くすことによって、
はじめて自他共に幸せとなる。
これだけは確かです。
[ 森信三 一日一語 ] より
負い目の返済
この世における辛酸不如意・苦労等を、
すべて前世における負い目の返済だと思えたら、
やがては消えてゆく。
だが、これがむつかしい。
[ 森信三 一日一語 ] より
天意
わが身にふりかかる事はすべてこれ「天意」・・・
そしてその天意が何であるかは、
すぐには分からぬにしても、
噛しめていれば次第に分かってくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より
毀誉ほうへん
毀誉ほうへんを越えなければ、
一すじの道は貫けない。
[ 森信三 一日一語 ] より
「毀誉ほうへん」 とは褒めたりけなしたりすること。
宇宙の「大法」
「極陰は陽に転じる」・・・これ易の真理にして、宇宙の「大法」である。
けだしこの大宇宙は、つねに動的バランスを保ちながら、
無窮に進展しているが故である。
[ 森信三 一日一語 ] より