同悲の人の心

天下同悲の人の心をおもう。
石不言
花不語。
[ 森信三 一日一語 ] より

「天下同悲の人の心をおもう」
世の中の奥底に流れる共通の悲しみや苦しみを敏感に感じ取り、それを持つ人間の心に深い共感と理解を向けること。

「石不言 花不語」
そして、その共感や理解のあり方を「石」や「花」の静かで無言の存在から学べ、と示唆していると考えられます。

石は動かず、花はただ静かに咲いている。それらは、何も言わず、判断もせず、ただそこに「ある」という存在そのもので、万物を受け入れています。

本当に深い共感とは、言葉で慰めることや解決策を提示することではなく、ただ相手の悲しみや存在を「石のように不動の心で、花のように静かに」受け入れ、共に在ることではないでしょうか。

 

 

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