介護研修 中條レポートNo203

特別養護老人ホームでの22日間の研修を終えました。
研修内容は施設に入所している方(以下「利用者さん」という)と接することです。

指導員の方から最初に言われた言葉。
「こちらから投げたボールを、投げ返すか、他の人に投げ返すのか、投げずに自分で持っているか。この決断は全て相手が決めることになります」

22日間の研修中で学ぶことは、利用者さんに寄り添い、共感しラポール(信頼関係)を築いてくことです。

共感と同調の違いを学びます。
共感は利用者さんが感じることを同じように感じて接すること。
同調は利用者さんが抱いている感情に自分の言動を合わせること。

言語では理解できても、実際に接していると、共感なのか、同調なのか解らくなってきます。研修の最後まで解らずにすぎてしまいました。

研修で解ったのは共感の難しさ。
そして、あくまでも決めるのは利用者さんということ。私たちは、そのサポートをするのだということ。

確かに問題解決をしなければならないとき、利用者さんが望むことが、実行できるとは限りません。本当に利用者さんのためになるのか。予算的に無理がないのか。身体的に無理がないのか。家族の協力が得られるのか。等々。実行するためには専門家の視点から実行の可否を判断しなければなりません。

しかし、そうであっても根底に「決めるのは本人」という気持ちを常に持って接していかなければなりません。共感すること等のラポール形成が利用者さんを思うように操作するためのテクニックになってしまうからです。

どんな気持ちで接しているのか、自分の感情をしっかり自覚し、自身の言動が間違っていたら正していくことが大切だと感じました。

研修で学んだことを、相続・後見の現場でも活かしていきたいと思います。