人間を知ることは現実を知ることのツボである。
わたくしが人間に対して限りなき関心をもつのは、
生きた人間こそ無量な「真理の束」だからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
真理の束。
無限の心が現実をつくっていきます。


人間を知ることは現実を知ることのツボである。
わたくしが人間に対して限りなき関心をもつのは、
生きた人間こそ無量な「真理の束」だからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
真理の束。
無限の心が現実をつくっていきます。
「世の中はなるようにしかならぬ、だが必ず何とかはなる・・・」
もしこの「何とか」というコトバの中に、
「死」というコトバも入れるとしたら、
これほど確かな真理はないであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
必ずなんとかはなる。
これは真理なんですね。
この地上では、何らかの意味で、犠牲を払わねば、真に価値あるものは得られぬとは、永遠の真理である。
だからもしこの世において犠牲の必要なしという人があったとしたら、それは浅薄な考えという他ない。
だが犠牲は他に強要すべきものでは断じてない。
かくして犠牲において、大事な点は、自ら犠牲の重荷を負う本人自身には何ら犠牲の意識がないどころか、そこには深い喜びと感謝の念の伴うのが常である。
[ 森信三 一日一語 ] より
裏切られた恨みは、これを他人に語るな。
その悔しさを噛みしめてゆく処から、
はじめて人生の智慧は生まれる。
[ 森信三 一日一語 ] より
恨み。
心の底からどうしようもなく湧いてきます。
がゆえに、智慧が生まれるのでしょうか。
森先生の教えは凄いです。
一体どうしたら思索と行動のバランスがとれるか。
第一に、物事をするのをおっくうがらぬこと。
第二に、つねに物事の全体を見渡す智慧を・・・
第三に物事の本質的順序を誤らぬこと。
そしてこれらの凡てを総括して行動的叡智という。
[ 森信三 一日一語 ] より
この通りですね。
でも難しい。
時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡(かたをか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛(かたつむり)枝に這(は)ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
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先日頂いたハガキに書いてあった詩です。
あるがまま そのまま を感じる詩です。
遺言を書くと、特定の財産を特定の相続人に相続させることが出来ます。
それでは遺言を書けば完璧でしょうか。
そうではありません。
遺言は書き変えることが出来るからです。
遺言を書いた後、別の相続人に違う遺言を書いて欲しいお願いされる場合があります。
年齢と共に意思能力は減退していきます。
衰えてくると、頼まれた(その時お世話になっている)相続人の言うことを拒絶できなく遺言を書き変えられる場合があります。
意思能力が衰えても、意思がある程度あれば遺言は有効に成立します。
そして遺言は新しい遺言が有効です。
こんな事態が起きる可能性が有る場合で、この財産だけは特定の相続人が相続しないと困るというような場合。
例えば、相続人である長男の家が建っている敷地を父親が所有している場合。等々。
贈与も選択肢のひとつです。
「でも贈与税は高いから」
と言われますが、相続税精算課税制度を使い贈与すれば高額な贈与税課税は防げます。
通算2,500万円までは非課税で、超えた分に20%課税です。但し、贈与した財産は相続時に持ち戻し相続税を精算しますので、節税効果はありません。
また、以下の注意点がありますので、利用時には専門家のアドバイスが必要です。
不動産の所有権移転時に発生する、登録免許税、不動産取得税は贈与の方が高い。翌年相続税精算課税贈与の申告が必要。贈与出来るのは20歳以上の子や孫のみ。この制度は普通の贈与制度(暦年贈与)との選択制。一度この贈与制度を利用したら、110万円まで非課税になる普通の贈与制度は、相続税精算課税制度で贈与を受けた贈与者からの贈与では利用できなくなる。等々。
「この財産は、必ずこの子に引き継がせたい」
このような場合は遺言と贈与の選択肢があることを知っておくことが大切です。
NPO法人:相続アドバイザー(SA)協議会の事業に「相続アドバイザー養成講座」があります。今回で第41期となります。
1講座2時間で全20講座あります。この養成講座の第1講座の講師を17年間務めていることは先のレポートでご紹介しました。
今でこそ余裕を持って講義をしていますが、講師になりたての頃は緊張し受講生の顔など見えませんでした。
場数を踏んでくると受講生の顔が見えてくるようになります。顔が見えてくると、居眠りをしている人が目につき、自分の話がつまらないのか、興味がないのか、気になってしまいます。
さらに場数を踏んでくると、居眠りをしている人をどうやって起こそうか、場に合わせ講義をアレンジできるようになります。
以前、SA上級アドバイザー受験対策講座の講師を担当していました。この講座で居眠りしている人を起こすのは簡単です。「ここは試験に出るかも知れませんよ。」この一言で、今まで寝ていた人がパッと起きるから不思議です。
受講生の居眠りは講師の器量に原因があります。話にメリハリをつけるとか、実例をうまく取り入れるとか、工夫次第では楽しく学べ、時間はあっというまに過ぎてしまいます。
SA協議会に「相続寺子屋」があります。会員による自主運営の勉強会で、北海道から九州まで全国14か所で活動しています。
先日、相続寺子屋:武蔵小杉で「6時間出汁昆布セミナー」の特別講演を行ないました。6時間セミナーはエネルギーを消耗するので多くはできません。川崎、九州、今回の武蔵小杉で、まだ3回です。会場は満席で学ぶ意欲と熱気につつまれます。
「出汁昆布は人の幸せのために、自分の全てを出し尽くし最後は空っぽになります。」相続の現場で苦労しながら培ってきた、経験・知識・ノウハウなど、6時間かけて出し尽くしました。
人には寿命があります。もし自分が死んでしまったら、これまでに蓄積してきたノウハウを伝える術はありません。あの世には相続などありませんから、持っていっても役に立ちません。
23年にわたり、学んできた知識、現場での体験、身についたノウハウ、本質の見抜き方など、自分が元気なうちに「世のため人のために出し尽くす。」天から課せられた最後の役目だと気付きました。出汁昆布セミナーを始めたきっかけです。
参加した皆様が学んだものを役立て、「相続を争い不幸になってしまう人」を、一人でも減らしてくれたならうれしい限りです。
6時間立ちっぱなし、しゃべりっぱなし、話すも方も聞く方も真剣そのもの、寝ている人は誰もいません。終わったあとは精根尽き果てます。だが、本気で伝えることができた満足感と、出し尽くした充実感、止まぬ拍手が疲れた身体を癒してくれます。
道の継承には、少なくとも三代の努力を要せむ。
従って継承者は師におとらぬだけの気魄と精進を要せむ。
[ 森信三 一日一語 ] より
事業承継の難しいと言われる所以です。
意思能力が無い人のことを、意思無能力者といいます。この人が行った売買、遺産分割等の法律行為は無効です。法的効力が生じません。(どの程度の方が意思能力者とされるかは、行う法律行為によって異なります)
それでは意思能力は衰えているが、無いとまでは言えない人が行った法律行為はどうなるでしょうか。
これは有効に成立します。
この方々が誰にも相談せずに法律行為を行ったら、騙されてしまうかもしれません。そうならないように成年後見制度では制限行為能力者という人を定めています。具体的には被後見人、被保佐人、被補助人と呼ばれる方々です。
この方々が行った行為で、本人に不利益な行為は取消せるとしたのです。通信販売で高額な布団を買ってしまっても返品してお金を返してもらえるのです。
取消せる人は後見人、保佐人、補助人で、家庭裁判所が選任します。この方々は本人の代理で法律行為を行うことも出来ます。
判断能力が不十分な人が約870万人。そのうち後見制度利用者は20万人です。この現状を鑑み、昨年5月に成年後見制度の利用の促進に関する法律が施行されました。
第1条に「財産の管理又は日常生活に支障が有る者を社会全体で支え合うためには成年後見制度が不可欠だから普及させなければならない」と書かれています。
独居高齢者、夫婦二人住まい世帯が急増しています。この方々が意思能力が衰えても安心して暮らせるため成年後見制度が不可欠だということを認識することが大切です。
弁護士・司法書士・行政書士等の親族以外の後見人が増えていますが、普及させるための数は到底足りません。そのため、各市町村で市民後見人の養成が義務付けられています。(市民後見人:一般市民の方で後見業務を行うための学習をし認定された方)
地域の人を、地域の人が見守っていく体制づくりが普及のカギを握っています。
行政頼みではなく、地域の人は地域の人が守るということの現実化の第一歩になることを期待したいです。