批判

人は他を批判する前に、まず自分としての対策がなければならぬ。
しかも対策には何よりも着手点を明示するを要する。
この程度の心の用意なきものは、他を批判する資格なしというべし。
[ 森信三 一日一語 ] より

批判するとき、常に念頭に置きたい言葉です。

我執

我執とは、自己の心身の統一が得難く、その分裂乖離の結果、
心が欲望の対象に偏執する相といえる。
それゆえ、およそ「修業」の根本となるものは、
いずれも身・心の相即的統一を図る工夫を念とする。
[ 森信三 一日一語 ] より

声は腹より出すものなり。
座談に至るまで、その一語一語が腹より出づるに到れば、
これひとかどの人物というべし。
それには常に下腹の力の抜けぬ努力が肝要。
[ 森信三 一日一語 ] より

普通にこれが出来るようになれば…….。

今求められる相続コーディネーター 野口レポートNo254

平成5年に家業のガソリンスタンドを廃業し、五十路を前に一念発起し180度の転身をしたことは以前お話しをしました。残りの人生をかけた大きな決断でした。

スタンド跡地に「借金してマンションを建てると相続税対策になる」からと、建設会社の営業マンと、ひも付き税理士に提案を受けていました。この提案が良いのか悪いのか、素人の自分には全く分かりません。この人達を信じるしかありませんでした。

相続のシミュレーションを見せられ税理士が説明してくれました。専門家の話は素人にはよく理解できません。これら相続コンサルを受けるなかで、「ひらめき」を感じました。

素人側に寄り添い専門家との間をコーディネートしてくれる仕事があってもよいのでは、相談者にとって心強い限りではないか、こんな職業が社会から求められる時代が必ずやってくる、「相続コーディネーター」これが自分の仕事だ! 直感的に感じました。

そして壁にぶつかりました。税理士でもない、弁護士でもない、そんな自分が相続のどこで報酬を頂くことがきるのか……。

相続で不動産が動くことに気づきました。そうだ! 不動産屋になればいい、不動産業をベースに相続に特化すれば飯が食える。宅建試験にも合格し、相続を幅広く徹底的に勉強しました。 

平成7年に相続専門の不動産屋として開業することができました。相続に特化した街の不動産業者など異色の存在でした。

当時の相続対策といえば、借金を背負わせマンションやアパートを建てる節税対策一色で、建築会社・銀行・税理士の独壇場でした。「借金しても節税効果は生じない」素人にはそんなこと分かりません。専門家の言われるままです。

また、相続を横断的に熟知し、大局的視点から相談にのってくれるコンサルタントもいませんでした。

バブル期に節税対策を提案され、大きな借金をして複数の賃貸マンションを建てた人は、バブル崩壊の影響をまともに受けました。

デフレする(価値が下がる)不動産、デフレしない(価値が下がらない)借金、気がつけば借金が資産を上回る「債務超過」です。

相続放棄せざるを得ない相続人もいました。◎提案した先生⇒こんなハズではなかった。◎貸し込んだ支店長⇒転勤でどこにいるか分からない。◎建てた建設会社⇒すでに倒産。この人達は節税対策の責任など取ってくれません。

あれから数10年、バブルの悲劇を知る人はいなくなりました。「歴史は繰り返す」近年また同じことが繰り返されています。提案された人は借金による安易な節税対策の怖さに気づいていません。

大局的視点から正しいアドバイスを差し上げ、お客様をHAPPY相続へと導くことのできる、資格と人格を持った相続コーディネーターが、今こそ求められているのではないかと思います。

相続アドバイザー協議会 中條レポートNo198

今回は私が所属しているNPO法人相続アドバイザー協議会に関してお話します。
この団体は、相続を幸せに導くことが出来る人材を育成する団体です。

相続を幸せに導くための第一歩が相続アドバイザー養成講座です。
講座の目的は、次のことに気が付くことです。
・心の部分の大切さ。(ぶれない理念を持つこと)
・問題の全体を見渡すことが出来る目を養うことの大切さ。
・ネットワークの大切さ。

講座構成は第1講座で心を学びます。第218講座で実務に欠かせない知識を学びます。第1920講座で学んだことを実務で活かすことを学びます。

養成講座の目的は、相続を幸せに導くためには、何をどのように学ぶのかを気が付くことです。ですから養成講座卒業が学びのスタートになります。

養成講座終了後も、SA協議会を活用して頂けます。
寺子屋・フォーラム等々、様々な勉強会・行事に参加することが出来ます。

参加する目的は。
・学びの場として活用します。一人で経験する体験は限られています。他の人の体験談を聴くことが、実務における注意点を身に付けることに役立ちます。
・実務で方向性を失ったとき、原点(理念)に戻る場になります。同じ想いの仲間が原点に戻る特効薬だからです。
・ネットワーク創りの場として活用できます。

「学ぶ方法は」と質問を受けることがあります。
「一生勉強すること」とお答えします。勉強しなくなったらアドバイザーの仕事は引退だからです。一歩一歩地道に学び続けることです。

同じ想いの仲間と実務を行うと学びが増進します。どうすれば幸せに導けるか。携わる仲間がそこに焦点をあて実務を行うと、困難事例も解決へ向かいます。1+12でなく3にも4にもなることがあります。実務の場が学びの最高の場である証です。

社会にお役に立てる団体として一歩一歩つみかさねていきたいと思っています。 

人間の真価

人間の真価を計る二つのめやす・・・。
一つは、その人の全智全能が、一瞬に、かつ一点に、どれほどまで集中できるかということ。
もう一つは、睡眠を切りちぢめても精神力によって、
どこまでそれが乗り越えられるかということ。
[ 森信三 一日一語 ] より

正に現場の世界ですね。

真知

知っていて実行しないとしたら、
その知はいまだ「真知」でない・・・との深省を要する。
無の哲学の第一歩は、実はこの一事から出発すべきであろうに・・・。
[ 森信三 一日一語 ] より

深いです。
実行を妨げているもの……。
無の世界には存在しないということでしょうか。

覚悟

人間は真に覚悟を決めたら、
そこから新しい智慧が湧いて、
八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より

真に覚悟を決めたら見えてくる世界が変わるのでしょう。

祖先の「血」は即今この吾において生きつつある。・・・
この理が真に解った時、
人は初めて人生の意義もわかりかけ、
同時にその時天地の実相の一端にも触れむ。
[ 森信三 一日一語 ] より

「相」が「続」くんですね。