戸籍・登記簿の見方

昨日、相続アドバイザー養成講座の第2講座が行なわれました。

題目は「相続人の確定と戸籍、登記簿の読み方」です。
講師は田中康雅氏(司法書士)です。

相続人を間違えた遺産分割は無効です。
だから、相続人の確定は相続開始後一番最初に行う重要な作業となります。
具体的には、被相続人の戸籍を出生まで遡り取得します。
戸籍を洩らさず取得し、内容を見落とさず、相続関係図を作成します。

相続人確定作業を自分で行うか、専門家に依頼するかが判断出来たと思います。

不動産登記簿の見方も重要です。
登記原因が「相続」となっていても原因が異なります。
①遺言による相続登記 (遺留分減殺請求の可能性があり)
②遺産分割による相続登記 (相続財産帰属確定)
③法定相続分での相続登記 (遺産分割未了の可能性あり)
実務での注意点が変わってきます。
相続登記の原因を知る重要性を学びました。

相続手続で、気がつかないと大変なことがあります。
知ってるか、知らないか の差です。

貴重なお話ありがとうございます。

二宮尊徳裏話

金次郎さんは子供のころ伯父の万兵衛さんに引き取られました。

金次郎さんが、夜な夜な勉強していると万兵衛さんは怒ったのは有名なお話です。
これは嫌がらせではありません。

万兵衛さんは金次郎さんのお父さんが貧乏になったのは、学問などしたからだと思っていたから怒ったのです。
金次郎さんを立派な百姓に育てるため、あえて勉強することを怒ったのです。

金次郎さんは万兵衛の気持ちがわっていました。
しかし、勉学の大切さを信じ、勉学を続けたのです。

そして偉大な仕事が出来るようになったのです。

たらいの水

「尊徳講話」
たらいのお話。

たらいを自分自身に例えます。
たらいの中の水は徳です。
たらいの中で、水(徳)を手で押しやると(与えると)、水(徳)は自分に戻って きます。

生まれたときは、たらいの中はからです。
そこに出会った人から恩を受け、徳(水)が溜まってきます。

健康基準広がる

日本人間ドック学会と健康保険組合は血圧や肥満度等について
「異常なし」
とする値をゆるめます。

「異常あり」の人も健康な人が多いというデータからです。

異常値が出ると心配になって医者に行き、安心のため薬を貰うという人は減るでしょう。
医療費も節約出来ます。

「不安をあおり、医療費が増えていく」
こんな構造だけは終わりにしたいです。

人の心の動きは不思議
ふっと一つの思いが上がると、心が仏にも鬼にも変わる。
ふっと思った心に心がだまされないように気をつけなければならない。

こんなメッセージを頂きました。

心は無限です。
無限の可能性があります。

反面、心に支配されてしまうことも……。

常に、心を冷静に見れる自分がいることが大切です。

相続学校開校

昨日第30期相続アドバイザー養成講座が開講しました。
第一講座はSA協議会の副理事長の野口賢次氏のお話です。
題目 「相続の基本と仕組み」

最初の2時間は相続の全体像をつかむための総観図で、今後の19講座のガイダンス的なお話でもあります。
レジメは実務で大切なことを基に書かれています。実務で役立つバイブルとなるでしょう。

最後の1時間は相続アドバイザーとしての役割です。
役割を果たすための心構え、何をどう学ぶか、知識・技術だけでなく、心の大切さ。
相続人を幸せに導くことを心から考え仕事をしている実務家ならではのお話です。
自分が進むべき方向性に迷いが出た時、道しるべとなるでしょう。
4ヶ月間20講座のスタートにふさわしい講座でした。
ありがとうございます。

自筆証書遺言 中條レポートNo155

遺言書には自筆証書遺言と公正証書遺言があります。

自筆証書遺言の良さはだれにも知れず遺言書を作れることです。誰にも知れずということは遺言の有効性がチェックされずに作られている事も多いということです。

最近では本やセミナーで勉強して遺言書を作る人が増えています。そのため、絶対条件である全文自筆、日付、名前、押印は守って書かれていることが多いです。

問題は内容です。内容で大切な事は二つです。

一つ目は「誰にあげるか」の“誰”が特定出来ているかどうか。
“一郎にあげる“ 一郎さんは日本にたくさんいます。これだけでは、どの一郎さんか特定できません。
“遺言者の長男の一郎に”と書けば、日本広しと言えども遺言者の長男で一郎さんは1人しかいませんので特定出来きますから有効です。

次に「何をあげるか」の“何”が特定出来ている事です。
“自宅をあげる” 遺言者の意図は自宅が建っている土地と建物を意味しているのでしょう。しかし自宅の庭の一部が駐車場として貸されていたら。駐車場まで含むのか判断に迷う事があります。
“資材置き場の土地の東半分をあげる” 測量図がなく、分割するラインを明示出来なければ、東半分を特定することは出来ません。

「誰に」「何を」を特定することは簡単なようですが結構難しいものです。まして感情が入りやすい自筆証書遺言は尚更です。
最高裁は「遺言者の真意を探求すべきであり、可能な限り遺言が有効になるように解釈すべきだ」と言っています。しかし、実務的には明確に判断出来ないものは、法務局・銀行等の金融機関が、すんなりと手続を行ってくれません。

裁判所の判決が得られれば手続は進みますが、元々争いなく手続を簡単に行うための遺言ですから本末転倒なことです。

文章にファジーな部分が残りやすい自筆証書遺言。気持ちは伝わっても、亡くなってしまっては正確な意思を確認する事が出来ません。公正証書ではこのようなファジーな部分は厳密にチェックされます。

争いなく手続をスムーズにという遺言の大目的を考えるとお勧めは公正証書遺言です。

天国と地獄 野口レポートN0211

『三船敏郎演じる製靴会社の常務(権藤金吾)へ誘拐犯人から電話が入ります。犯人は子供を取り違え誘拐してしまいました。

だが、オマエが払えと身代金を要求してきます。権藤に身代金を払う義務はありません。しかし犯人が子供を殺してしまったら……、権藤は道義的責任との葛藤の末に要求を受け入れます。

金の受け渡しには、151系特急こだまが利用され、受け渡し場所は未定です。犯人から車内電話が入り「酒匂川の鉄橋が過ぎたところで、身代金の入ったカバンを窓から投げ落とせ」と、誰もが想定しなかった方法を指示してきます。』

今から50年前に公開された黒澤明監督の映画「天国と地獄」です。身代金の想定外の受け渡し方法や、受け渡しに使ったカバンを燃やすとピンクの煙がでる仕掛けが作動し、煙突からピンク(白黒だが煙は色つき)の煙が出でくるシーンは衝撃的でした。

権藤は身代金を払ったことで破産します。だが、賛同者を得て小さな会社を立ち上げることができました。犯人には死刑が確定します。最後に権藤と面会した犯人が、自分は地獄、権藤は天国に住む人間だと、呪いを絶叫し映画は終わります。映画を通し人の心の深部をあぶりだしてしまう黒澤作品の凄さを感じます。

相続の世界でも「天国と地獄」は日常茶飯で起こります。原因の多くは、法律を知らなかった、知ろうとしなかったです。

Aさんの妻がなくなりました。ご夫婦には子供がいません。二人とも自分が亡くなれば全財産は妻や夫に渡ると信じて疑いませんでした。ところが妻の兄弟姉妹も相続人になると知ってビックリです。

高齢の兄弟姉妹はすでに亡くなり、甥姪が代襲相続人となります。残されたAさんの生活、遺産のルーツ(夫の功で築かれた)を考えれば、常識ではAさんが相続すべき財産だと思います。

「オジさん僕達はいいですよ」と言ってくれる代襲グループと、権利を主張する代襲グループに別れています。亡くなった親の教育や育て方がそのまま代襲相続人に表れます。

常識と法律は一致しません。弁護士のところへ相談にいっても「勝てません」の一言でした。私の答えも同じです。法律を楯に代襲相続人に権利を主張されたら裁判で争っても勝てません。

夫が先に逝った場合も深刻です。遺産は自宅と預貯金2000万円とします。夫の兄弟姉妹に権利を主張されたら老後の生活費2000万円(遺産の4分の1)を全部持っていかれてしまいます。

この悲劇を防げる人が一人だけいます。亡くなった妻や夫です。遺言(兄弟は遺留分なし)があれば全財産は夫(妻)に渡ります。

万人平等である法律ですが、知ると知らないでは「天国と地獄」になります。身近にいる相続アドバイザ一などの一寸としたアドバイスがあれば、このような悲劇は防ぐことができます。

生存対策

「自分の頭の中に真実はない。現場に真実がある」
先日のセミナーからです。

相続税対策。
アパート建てる。
等々。

親の本音。
相続税対策に興味はない。

当然です。
自分が死んだ後のことですから。

最大の関心事は。
今をどう生きるか。
これからをどう生きるか。

生存対策。

自転車事故

中学生が無灯火の自転車で歩道を走行中、歩行者と衝突。
歩行者は頭部を強打して死亡。

賠償額4,000万円。

小田原市が配っているチラシからです。
歩道では歩行者が優先します。
自転車は加害者です。

充分な保険に入っていることが少なく賠償金の支払い問題も起こりやすいです。

このチラシが注意喚起に役立つことを願います。