世の中には、
いかに多くのすぐれた人がいることか・・・それが分かりかけて、
その人の学問もようやく現実に根ざし初めたと云えよう。
[ 森信三 一日一語 ] より
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名と利の誘惑
人間はいくつになっても、名と利の誘惑が恐ろしい。
有名になったり、お金が出来ると、
よほどの人でも、ともすれば心にゆるみが生じる。
[ 森信三 一日一語 ] より
至幸
人間の生命が、たがいに相呼応し共感し得るということは、
何たる至幸というべきであろうか。
世にこれに勝るいかなる物があるであろうか。
[ 森信三 一日一語 ] より
天理
男の子は素質的には母親似が多く、娘は父親似が多い。
そして後天的には、息子は父親に、そして娘は母親に学ぶ。
ここに生命における「性」の相互交錯と相互滲透、
ならびに先天と後天の絶妙なる天理が伺える。
[ 森信三 一日一語 ] より
夫婦
夫婦の仲というものは、
良きにつけ悪しきにつけ、
お互いに「業」を果たすために結ばれたといえよう。
そして、この点に心の腰がすわるまでは、
夫婦間の動揺は止まぬと見てよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
最上なるもの
「すべて最上なるものは、一歩を誤ると中間には留まり得ないで最下に転落する・・・」とは、
げに至深の真理というべし。
[ 森信三 一日一語 ] より
信用
すべて物事には基礎蓄積が大切である。
そしてそれは、ひとり金銭上の事柄のみでなく、
信用に関しても同じことが言えます。
否、この方がはるかに重大です。
[ 森信三 一日一語 ] より
果樹
春になって実のなるような果樹で
春、美しい花の咲く樹はない。
[ 森信三 一日一語 ] より
異質的両極
一眼はつねに、個としての自己の将来の展望を怠らぬと同時に、
他の一眼は、刻々に変化してゆく世界史の動向を見失わぬことです。
こうした異質的両極を、つねにわが身上に切り結ばせつつ、
日々を生きぬくことが大切でしょう。
[ 森信三 一日一語 ] より
奉仕
人はこの世の虚しさに目覚めなければならぬが、
しかしそれだけではまだ足りない。
人生の虚しさを踏まえながら、
各自応分の「奉仕」に生きてこそ人生の真の味わいは分かり初める。
[ 森信三 一日一語 ] より

