交通機関の速さが、
今後人間関係をいよいよ複雑にし、かつ刹那的にするであろう。
ではそうした狂燥的な社会にいかに対処するかが問題だが、
これも根本的には各自が「腰骨を立てる」以外に途はあるまい。
というもの結局は、自己の主体的統一を堅持する以外に途はないからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
情報化時代の今、そのまま当てはまります。


交通機関の速さが、
今後人間関係をいよいよ複雑にし、かつ刹那的にするであろう。
ではそうした狂燥的な社会にいかに対処するかが問題だが、
これも根本的には各自が「腰骨を立てる」以外に途はあるまい。
というもの結局は、自己の主体的統一を堅持する以外に途はないからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
情報化時代の今、そのまま当てはまります。
学問や思想の世界においてさえ、
真に自分の眼で物を見、自己の頭でその真偽・優劣を判断せずに、
広義の世評を基準としてしか物の判断できない人が多いということは、
真に嘆かわしい極みである。
[ 森信三 一日一語 ] より
世評に流されない。
簡単なことではありません。
人は他を批判する前に、まず自分としての対策がなければならぬ。
しかも対策には何よりも着手点を明示するを要する。
この程度の心の用意なきものは、他を批判する資格なしというべし。
[ 森信三 一日一語 ] より
何から手を付けるか、大切です。
人間の真価を計る二つのめやす・・・。
一つは、その人の全智全能が、一瞬に、かつ一点に、どれほどまで集中できるかということ。
もう一つは、睡眠を切りちぢめても精神力によって、
どこまでそれが乗り越えられるかということ。
[ 森信三 一日一語 ] より
厳しい目です。
地上の現実界は多角的であり、かつ錯雑窮まりない。
随って何らかの仕方で常にシメククリをつけねば仕事は進まない。
そしてそれへの最初の端緒こそハキモノを揃えるしつけであって、
それはやがて又、経済のシマリにもつながる。
[ 森信三 一日一語 ] より
ハキモノを揃えるは全ての原点なんですね。
知っていて実行しないとしたら、
その知はいまだ「真知」でない・・・との深省を要する。
無の哲学の第一歩は、実はこの一事から出発すべきであろうに・・・。
[ 森信三 一日一語 ] より
無の哲学……。
そこに真があるのでしょう。
知識の完全な模写物より、
自分の躰でつかんだ不完全知の方が、
現実界でははるかに有力である。
[ 森信三 一日一語 ] より
現場が一番の学びの場です。
人間は真に覚悟を決めたら、
そこから新しい智慧が湧いて、
八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より
覚悟を決められるかどうかですね。
愛する前に理解がなければならぬ。
同時に愛しなければ真の理解は得難い。
それ故かかる処にも、生きた真理は、
すべていのちの円環を描いていることが分明である。
[ 森信三 一日一語 ] より
「世の中はなるようにしかならぬ、だが必ず何とかはなる・・・」
もしこの「何とか」というコトバの中に、
「死」というコトバも入れるとしたら、
これほど確かな真理はないであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
「必ずなんとかなる」
この言葉の意味は深いです。