この地上には、一さい偶然というべきものはない。
外側からみれば偶然と見えるものも、
ひと度その内面にたち入って見れば、
ことごとく絶対必然だということが分る。
[ 森信三 一日一語 ] より
偶然はないと思えば腹がくくれます。
この地上には、一さい偶然というべきものはない。
外側からみれば偶然と見えるものも、
ひと度その内面にたち入って見れば、
ことごとく絶対必然だということが分る。
[ 森信三 一日一語 ] より
偶然はないと思えば腹がくくれます。
人間はおっくがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。
そして歳をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい。
[ 森信三 一日一語 ] より
おっくがる心はやっかいです。
人は真に孤独に徹することによって、
初めて心眼がひらけてくる。
けだしそれによって相対観を脱するからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
比較から脱することなのでしょうか。
人間もつねに腰骨を立てていると、
自分の能力の限界がわかるようになる。
随って無理な計画はしなくなる。
私が今日まで大たい計画の果遂できたのも、
その根本はこの点にある。
[ 森信三 一日一語 ] より
金銭は自分の欲望のためには、
出来るだけ使わぬように・・・。
そしてたとえわずかでもよいから、
人のために捧げること。
そこにこの世の真の浄福境が開けてくる。
[ 森信三 一日一語 ] より
豆腐の味は「日本の味」である。
それ故豆腐の味が分りかけたということは、
その人が真に日本人らしくなりかけた一徴表とも言えようか。
[ 森信三 一日一語 ] より
「世の中は正直」とは、
神は至公至平・・・というに近い。
[ 森信三 一日一語 ] より
そうですね。
世の中の事はすべてが一長一短で、両方良いことはない。
哲学の最終的帰結も、
宇宙間の万物は、すべて絶大なる動的平衡(調和)によって保たれている・・・
という一事だといってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
一長一短は調和なんですね。
美術品の場合、倦きがこないということが良否の基準となる。
つまり倦きがこないとは、
作品に人為の計らいがないせいで、
それだけ天に通じる趣きがあるといえよう。
同時にこれは、ひとり芸術品だけでなく、
人間一般にも通じることでしょう。
[ 森信三 一日一語 ] より
「腰骨を立てる」ことは、
エネルギーの不尽の源泉を貯えることである。
この一事をわが子にしつけ得たら、
親としてわが子への最大の贈り物といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より