(一)われわれのこの人生は、二度と繰り返し得ないものだということ。
(二)われわれは、いつ何時死なねばならぬかもしれぬということ・・・
この二重の真理が切り結ぶことによって、
はじめて多少は根性の入った人間になれるといってよかろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
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正直という徳
正直という徳は、
われわれ人間が、世の中で生きていく上では、一ばん大切な徳目です。
それ故「正直の徳」を身につけるためには、
ひじょうな勇気がいるわけですが、
同時に他の一面からは、相手の気持ちを察して、
それを傷つけないような深い心づかいがいるわけです。
[ 森信三 一日一語 ] より
正直に生きるには人間力が必要です。
小宇宙
人は自己に与えらた境遇の唯中に、
つねに一小宇宙を拓かねばならぬ。
されば夜店の片隅にいる一老爺でも、
その心がけ次第では、一小天地の中に生きているといえよう。
[ 森信三 一日一語 ] より
尊敬する対象
尊敬する人が無くなった時、
その人の進歩は止まる。
尊敬する対象が、年と共にはっきりして来るようでなければ、
真の大成は期し難い。
[ 森信三 一日一語 ] より
宗教
宗教は人間が立派に生きるためのもの。
随って人間は神には仕えるべきであるが、
宗教に仕えるべきではあるまい。
ひとつの宗教にゴリゴリになるより、
人間としてまっとうに生きる事の方が、
はるかに貴いことを知らねばなるまい。
[ 森信三 一日一語 ] より
人間関係
人間関係・・・与えられた人と人との縁・・・をよく噛みしめたら、
必ずやそこには謝念がわいてくる。
これこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
まさに秘訣です。
現実に根ざす
世の中には、
いかに多くのすぐれた人がいることか・・・それが分かりかけて、
その人の学問もようやく現実に根ざし初めたと云えよう。
[ 森信三 一日一語 ] より
才を徳に転ずる
人間は才知が進むほど、
善・悪両面への可能性が多くなる。
故に才あるものは才を殺して、
徳に転ずる努力が大切である。
[ 森信三 一日一語 ] より
才を徳に転ずることに気づくこと。
先天と後天
男の子は素質的には母親似が多く、娘は父親似が多い。
そして後天的には、息子は父親に、そして娘は母親に学ぶ。
ここに生命における「性」の相互交錯と相互滲透、
ならびに先天と後天の絶妙なる天理が伺える。
[ 森信三 一日一語 ] より
基礎蓄積
すべて物事には基礎蓄積が大切である。
そしてそれは、ひとり金銭上の事柄のみでなく、
信用に関しても同じことが言えます。
否、この方がはるかに重大です。
[ 森信三 一日一語 ] より