出所・進退

公生涯にあっては、出所・進退の時機を誤らぬことが何よりも肝要。
だが相当な人でも、とかく誤りがちである。
これ人間は自分の顔が見えぬように、
自分のことは分からぬからである。
[ 森信三 一日一語 ] より

過信

自己の力を過信するものは、
自らの力の限界を知らぬ。
そして力の限界が見えないとは、
端的には、自己の死後が見えぬということでもあろう。
[ 森信三 一日一語 ] より

弱さ

弱さと悪と愚かさとは、互いに関連している。
けだし弱さとは一種の悪であって、
弱き善人では駄目である。
また智慧の透徹していない人間は結局は弱い。
[ 森信三 一日一語 ] より

真の宗教

いかに苦痛な人生であろうとも、
「生」を与えられたということほど大なる恩恵はこの地上にはない。
そしてこの点をハッキリと知らすのが、
真の宗教というものであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より

絶対必然

この地上には、一さい偶然というべきものはない。
外側からみれば偶然と見えるものも、
ひと度その内面にたち入って見れば、
ことごとく絶対必然だということが分る。
[ 森信三 一日一語 ] より

幸福

幸福とは、
縁ある人々との人間関係を噛みしめて、
それを深く味わうところに生ずる感謝の念に他なるまい。
[ 森信三 一日一語 ] より

感謝できれば幸せになれる。